ネットワークのゲートウェイとは - Gateway の種類と役割

ネットワークのきほん

ゲートウェイ(gateway)の日本語訳は、出入口玄関などを意味します。あるネットワークからネットーワークへの出入口となるルーターなどのネットワーク機器を指します。また、異なるプロトコルのネットワーク間を接続するための装置も同様にゲートウェイと呼びます。

ゲートウェイ(Gateway)の種類

ネットワーク用語としては、従来のアナログ電話網とデジタルのIP電話網の境界でお互いが理解できる形式に変換する VoIP ゲートウェイや、クライアント/サーバー間のアプリケーション層の動作をゲートウェイ装置が代理するアプリケーションゲートウェイなどの種類があります。ちなみに、アプリケーションゲートウェイの機能をもつサーバーをプロキシサーバーと呼びます。

Gateway VoIP ゲートウェイ
Gateway アプリケーション ゲートウェイ

ゲートウェイの役割

TCP/IP ネットワークでは異なるネットワークを接続するルーターのことをゲートウェイと呼びます。自身と異なるネットワークと通信するためには必ずゲートウェイを経由する必要がありまs。

代表的なゲートウェイはインターネットの入り口となるルーターです。ローカルネットワークで使用するプライベート IP アドレスからインターネットで使用するグローバル IP アドレスへ変換したり、イーサネットからインターネットへの接続に PPP へプロトコル変換したりする役目を担っています。

また、PC などに設定しているデフォルトゲートウェイはこれらのゲートウェイと意味は同じです。ネットワークの末端の機器が自分と異なるネットワークと通信するためには、まず自身のネットワークに存在するゲートウェイにデータを渡す必要があります。このときに端末に設定している最初のゲートウェイをデフォルトゲートウェイと呼びます。

ゲートウェイ - PCから見たルーターのデフォルトゲートウェイ

データを受信したデフォルトゲートウェイは該当するネットワークへデータを届けるまでゲートウェイ間を連携して適切な経路で宛先のネットワークまで届けることができます。

Gateway - ゲートウェイ 間の連携

DHCP サーバーから自動で IP アドレスを取得している場合は、このデフォルトゲートウェイの設定も同時に自動取得していることが一般的です。

参考リンク

ルーターとは – 概要と基本動作

IPアドレス(IP Address)とは – 概要と基本の形

DHCP とは – IPアドレスを自動取得する概要と仕組み


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