ビジネス用ネットワーク機器の種類と家庭用との違い

ネットワークのきほん

企業で使われるネットワーク機器には高機能で高品質のものがあります。ビジネス用ネットワーク機器と呼ばれる機器にはどのような種類があるかを紹介しています。一般家庭のネットワークとどう違うのか、企業にとってネットワークには何が大切なのかなど、参考として紹介しておきたいと思います。

ビジネス用ネットワーク機器に必要なもの

家庭用と企業用で使うビジネス用のネットワークは、利用する人数やサービスの規模に違いがあります。家庭用では一般的にはインターネット用に WiFi ルーターやモデムを設置して、各機器を無線または有線で接続し主にインターネット上のサービスを利用しているかと思います。

企業用でも数人程度の規模であれば家庭用とあまり変わらない機器を使い同じような構成のところは多いと思います。ただし、ビジネスの種類や規模によってはネットワークの形も大きく変わってきます。

ここではどんな違いがあるかを知らない方になんとなくイメージできるように説明したい思います。

企業のネットワーク ネットワーク機器

① 高品質なネットワーク

企業にとってネットワークはなくては困るものです。障害によるネットワークの停止などで場合によっては会社に損害をあたえます。

顧客へサービスを提供しているようなシステムの場合は自社の被害だけでは済まない場合もあります。 そのため品質を求める企業では、サポートが充実し信頼性や実績のある高品質なネットワーク機器が使われます。

また機器だけではなく、インターネット回線も高品質なものがビジネス用として用意されており、遅延や停止ができるだけないように工夫されています。また、回線にはサービス品質保証が付いており、年間の稼働率などは一般的なインターネット回線より高い品質で契約されています。

② 高機能、高性能なネットワーク

企業で使うネットワークのサービスはインターネット以外にもたくさんあります。自社やデータセンターに設置したサーバで提供するシステムや、クラウドサービス、本社と拠点をつなぐネットワークなど、用途によって使用するネットワーク機器の種類も変わってきます。

また、特に不特定多数が利用するようなシステム環境ではアクセスに耐えられるように処理能力の高い機器や、故障時に切替が可能な冗長機能やセキュリティ機能など高機能で高性能な機器を求められます。

③ 高度な技術力を持つ人材

要件も多岐にわたりますので、複雑で高機能なネットワークを構築するためには、それにあわせて高度な技術力をもって適切にネットワーク機器を設定し構築できる「人」も必要になります。

それに加え、要件を満たすネットワークを設計することができる知識や経験をもった人材も必要になってきます。

④ 高度なセキュリティ

企業の情報漏洩がニュースとして取り上げられることも多いですが、インターネットからのシステムへの不正侵入、ウィルスによる被害などさまざまな脅威への対策も、個人情報を扱うようなビジネスでは特に必要になります。

通信データをネットワーク上で暗号化したり、不正な通信を排除したりと工夫して大切なデータを守ることも企業のネットワークには重要です。

年々攻撃の種類も高度化、多様化しているため、セキュリティ技術もそれにあわせて高度な新しいものが増えています。

企業で使われるビジネス用ネットワーク機器

企業ネットワークで構築に基本となる機器は、スイッチ、アクセスポイント、ルーターなどです。

家庭用の WiFi ルーターなどはこれらが一体となっており、一般用にインターネットへ接続するための専用の機器として普及しています。

これらに加えて、ビジネス用ネットワークでは、さらにネットワークに求める環境に合わせて機器を追加する必要があります。ファイアウォールや負荷分散装置(ロードバランサー)、セキュアに外部と内部のネットワークを接続する VPN 装置などたくさんあります。

企業のネットワーク ネットワーク機器  の ネットワーク構成
企業LANのイメージ図

ファイアウォールの機能は、不要なサービスへの通信を止めることが基本ですが、それだけでは足りなくなっているため、ウィルス対策やメールのスパム対策、ネットワーク経由の不正な侵入を防ぐ IDS/IPS の機能などたくさんの機能が一体化した UTM(統合脅威管理)と呼ばれる製品なども存在します。

ビジネス用ネットワーク機器メーカー

ネットワーク機器の基本となるスイッチやルーターなどは、Cisco(シスコ)がネットワーク機器市場で半分くらいのシェアを占めています。Ciscoの機器を扱うための技術者試験も多く用意されており、多くの企業で使われているため資格取得を目指すネットワークエンジニアも多いです。

国内メーカーでは YAMAHA や NEC、Fujitsu などもネットワーク機器を販売しています。特に YAMAHA のルーターは安定感やマニュアルやサポートの充実度から扱いやすいと定評もあり、日本でのシェア率は高いです。

参考リンク

内部リンク

小規模オフィス向けネットワーク構築に必要な機器と選び方の基本

Ciscoアンマネージドスイッチ SG110D-08 レビュー

Cisco のコンパクトスイッチ Catalyst 2960G-8TC-L レビュー

Cisco L3スイッチ Catalyst 3750G-24T レビュー

外部リンク

Cisco(シスコ)の日本語サイト

YAMAHAルーターの紹介サイト