EXCELで作成するシンプルなIPアドレスリスト

ノウハウ

オフィスなど社内で使っているIT機器類のIPアドレスを管理するために、EXCELを使って簡単でわかりやすいIPアドレスリストを作成します。IPアドレスリストをこれから用意したいという方は、ここで説明する最低限の記載するべき「必要な項目」を参考にしていただければと思います。

IPアドレス管理が必要になる理由

社内で使っているIPアドレスが、比較的少ない場合やDHCPによる自動取得しかない場合はあまり必要性を感じないかもしれませんが、手動による設定が必要である場合(たとえばプリンターやファイルサーバーなどの機器がある場合)には、あとで確認ができるようにきちんと管理しておくとこをお勧めします。

また、何かネットワークのトラブルがあった場合にどのIPアドレスがどの機器なのかすばやく確認したいときに便利です。

IPアドレスリストは一度作成したら終わりではなく日頃から更新し管理し続けることが重要ですので、自身の環境の規模や用途にあわせて、なるべくシンプルに「現在」使われているIPアドレスをわかりやすく把握できるようにしておきましょう。

EXCELシートの作成

IPアドレスをEXCELで管理する場合、1つのシートに1つのネットワーク(セグメント)を作成します。記載するネットワークに関する情報として以下を明確にします。

・ネットワークアドレス
・サブネットマスク
・用途

IPアドレスリストへ最低限これだけはほしい項目の検討

IPアドレスリストに記録する情報は以下のような項目があげられます。これらの情報をEXCELの列に追加します。数人程度の小さなオフィス環境や、シンプルにIPアドレスの使用状況の情報だけを管理したい場合は、最低限これらの情報だけでも管理しておくとあとで役に立つでしょう。

・IPアドレス
・機器の種類、名前
・備考
・更新日

あまり多くの情報を記載しようとすると、更新などの管理が大変になってきます。IPアドレスリストの品質が保てなくなると本末転倒になるので、必要に応じて次で紹介するような項目を付け足していく感じにすれば良いでしょう。

IPアドレスリストに追加する補足情報

IPアドレスリストで管理する情報をもっと詳細にして、IPアドレスに紐づく「機器の情報」について詳しく記載しておきたい場合は、EXCELの列に以下のような項目を必要に応じて追加します。

・MACアドレス
・ホスト名
・機器型番
・OSの種類
・用途
・更新者

EXCELで作るIPアドレスリストの例

上であげた最低限必要な項目を参考にEXCELで作成すると以下のように形になります。IPアドレスはなるべく最初に作成した時点で、使っていないIPアドレスも含めてすべて記載しておきます。

EXCELファイルでIPアドレスリストを作成サンプル
サンプルIPアドレスリストの作り方

参考リンク

IPアドレス(IP Address)とは – 概要と基本の形

DHCP とは – IPアドレスを自動取得する概要と仕組み


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