記念日やお礼を贈るシーンは、日常では多くないというかたもいらっしゃるかもしれません。
普段からちょっとした機会に贈り物をするというのは、身近な人でも嬉しい心配りです。
しかし、いざギフトを探すときにどんな品物にするか迷ってしまうことも多いはず。
今回は、そんな心遣いのギフトとして、京扇子をご紹介いたします。
京扇子とは?
京扇子(きょうせんす)は、京都を中心に作られている扇子の名称です。
扇子の中でも、京都扇子団扇商工協同組合の組合員だけが作ることができる扇子を、
「京扇子」といいます。
京都市の伝統産業の一つで、経済産業大臣指定の伝統工芸品にも指定されています。
世界でも高く評価され、1200年の歴史がある日本の伝統工芸品です。
歴史
扇作りはおよそ1200年前、薄いヒノキの板を重ねて綴られた「桧扇」(ひおうぎ)が発祥といわれます。
その後、竹と紙を組み合わせた「紙扇」が作られ、能、狂言、舞踊、茶道など時代や用途に合わせた京扇子が生まれました。
時代を経て現代に見られるような形になったのです。
京扇子は、素材と製法によって、板扇と貼扇に分けられ、貼扇には紙扇と絹扇があります。
現在、京扇子は扇子の国内生産の約90%を占めていて、国内外で芸術性の高さが評価されています。
製造工程
京扇子は、紙の扇の場合、でき上がるまでに大きく分けて20工程以上の工程が有ります。
更に細かく分けると80を超える工程を経て製作されます。
そのほとんどが今も熟練の職人による手作業で、一本一本丁寧に作られており、工程ごとに分業になっています。
- 工程1扇骨加工
「扇骨」とは扇の竹の部分のことです。
【この加工でおよそ11の工程】
- 工程2地紙加工
地紙とは、夏扇子では3枚、舞扇子では5枚または7枚の貼りり合わせた和紙のことです。
【この加工でおよそ8の工程】 - 工程3仕上げ加工
別々に仕上げられた扇骨と地紙が合わさる工程です。
【この加工でおよそ6の工程】
このように大きく分けた工程のなかに、いくつもの工程を経て製作されています。
京扇子の特徴
京扇子は実用的な扇子はもちろん、儀式的な場面で使うものまで様々な種類があります。
どれも上品さと優雅さを感じられるのが特徴です。
多くの職人たちの手仕事で生み出される扇子は、使う人の手に馴染み、他の扇子と異なり、扇骨と呼ばれる芯の数が多いことから滑らかな開閉とあおいだときのしなやかな風もその特徴です。
扇子の種類
飾り扇、儀式扇、芸事扇など、用途に応じた扇が作られています。
次は、生活のなかで使う扇をご紹介します。
扇子(紙)
扇面に紙を貼っている扇子。
扇子(生地)
扇面に生地を貼っている扇子。
京扇子のギフト
贈呈するシーン
- 日常の御礼のギフトとして
- 周年記念の贈呈品として
- 記念日の贈呈品として
- イベントの記念品として
名入れ可能な商品もございます。記念日やイベントの記念品として、日付やお名前などを印刷してオリジナルグッズとしても活躍します。
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