【コラム】Twitter著名人アカウント乗っ取りでビットコイン詐欺!?

コラム

今や世界中でたくさんのユーザーに利用されるTwitterですが、先日ネット上でも話題になった著名人アカウントの乗っ取り事件がありました。
今回はそんなTwitter上で起こった乗っ取り事件はどう行われたのか、Twitter社の今後の対応といっしょに解説していきます!

今回のアカウント乗っ取り事件の概要

日本時間で2020年7月16日早朝、Twitterプラットホーム上で大規模な乗っ取り事件が起きました。

乗っ取り被害に遭ったのは主にジェフベゾス氏やビルゲイツ氏、イーロンマスク氏などの起業家、AppleやCash Appなどの企業、BinanceやCoinbaseなどの大手暗号資産取引所、バラクオバマ氏やジョーバイデン氏などの政治関係者、その他には暗号資産業界のインフルエンサー、著名アーティスト、などの計45アカウントに及びました。

犯人はそれらのアカウントを乗っ取った上で、ビットコインアドレスとともに、「約10万円分のビットコインをくれれば、2倍にして返金する」という旨のツイートを投稿しました。

乗っ取りとツイート投稿は2〜3時間の間で行われ、合計約12.86 BTC(約1,265万円)のビットコインの受け取りに成功しました。

Twitter社は事態が収束した後、乗っ取りの要因を発表しました。犯人はまず同社の従業員をターゲットに彼らの行動を巧みに操作し機密情報を盗み取り、結果二段階認証などを掻い潜りTwitterシステムへの進入に成功されてしまったと言います。

Twitterはその後、今後の対策としてツイート内に暗号資産アドレスを記入することを禁止しました。

ビットコインとは?

今回犯行に使われたビットコインとは、実体を持たない仮想通貨のことです。
また、匿名で送金もできるため便利ですが、その半面流失や犯罪などで利用されてしまうことも多く、ビットコインを使った犯罪事件も多々発生しています。

Twitter社の対応

今回の事件では数百万ものフォロワーをもつアカウントが次々と被害を受けましたが、Twitterは認証アカウントによるパスワードリセットとツイートを制限する措置を取り、一部のアカウントではこの措置が数時間にわたって続きました。

まとめ

Twitterアカウントを乗っ取った犯人は現時点では見つかっておらず、被害額およそ千万円は戻ってくることはないでしょう。

Twitterは今後ハッキング対策を今以上に徹底する必要がありますが、私たち利用者も情報を正しく理解し利用するネットリテラシーを身に着ける必要があります。


コメント

タイトルとURLをコピーしました