シルク印刷に挑戦 《実践編》

サンプル製作スタッフノート

前回の《紹介編》ではシルク印刷についてと、作成するグッズの紹介をしました。
今回は実際に作る作業についてご紹介します。

版の作成

まず始めに、印刷をするための版を作成します。
版は、メッシュ状になっていて、印刷するデータで加工することで、
印刷用の版になります。
今回は持ち込んだデータから版を作成してもらいました。
データから作成しましたが、版は、手書きでも作れます。
あえて手書きで作成することで、作りたいイメージにあわせた印刷ができるかもしれません。

版データって何?

イラストソフトなどを使用し、印刷したい内容をデータにしたものです。版データを使って印刷用の版を作成します。
1色の場合は、印刷したい内容をそのままデータにします。
印刷する色に関係なく黒一色でデータを作成します。

2色で印刷する場合は下記のように作成します。

2色印刷をする場合は、このイラストの①と②のようなデータを作成します。

印刷のときは①を印刷したあと②を上から重ねて印刷します。

版を張る

メッシュ状のシートに版データを加工してもらった状態です。
こちらを枠に張り、印刷を行います。

印刷

版の部分はうっすらと透けています。
その上にヘラのような道具でインクを薄くのばしてのせると、透けた部分からインクが下に浸透し印刷することができます。

完成

コースター
2色刷りのランチトート

二色印刷にはコツがいりますが、紙だけでなく布や他の素材にも印刷できるのはシルク印刷の魅力だと思います。
また同じ版を使って複数回印刷できるので同じものをたくさん作りたいときにも便利です。

シルク印刷を使ったグッズ制作は可能性が多くあり、いろいろなグッズを提案することができそうです。
ご案内できそうな商品からラインナップに追加していきたいと思います。
また、こんなグッズ作ってみたいというご相談もお受けしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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